2009年に篪庵の修繕と屋根葺き

2007年の秋には、最後の屋根葺きからほぼ20年経ったことになり、篪庵の屋根は雨漏りし、全面的な修繕が必要です。現在、屋根の後方には臨時にシートをかぶせてあります(後方は日陰になるので、前方の屋根に比べ劣化が早い)。前方の部分で雨漏りの危険のある場所は、尾茂さんが茅を部分的に挿入しました。この応急処置により、さしあたり家は安全に保持されていますが、第二回目の総屋根葺き替えが必要であり、その準備をする時期が来ています。


そこで私達は、2009年春に屋根の総葺き替えをする計画を立てました。同時に、床や支柱、腐った梁の修理、家の傾きを直すこと、そしてトイレ、風呂、配線、絶縁などの改善を含み、広範囲にわたる大工仕事も行います。


しかし、まず茅集めをしなければなりません。屋根に使用されているのは山に植生するススキです。このススキを、2007年と2008年の秋に京柱峠(きょうばしらとおげ)で刈り取ります。総葺き替えには2000束の茅が必要となりますが、2007年11月現在で使用可能な茅は200束しか集まっていません。



2007年11月中旬から、毎週末「ウイークエンド茅刈り」を実施しています。詳細については、当方連絡先までご連絡ください。


有機農業

A篪庵では数年にわたり、 実験的に有機農業を行ってきました。栽培したのは主として地域特産のジャガイモ、そば、そしてキュウリなどの野菜です。2007年には、家の所有権の委譲、NPO組織の改編などがあったため、農業を中止していました。


しかし2008年には、有機農業を再開する予定であり、その際には

今まで家の下方で耕していた畑を拡張します。


篪庵はWWOOF(World Wide Opporunities on Organic Farms)に加盟していていましたので、現在、会員としての加盟を再開しました。


古民家の修復

篪庵トラストの活動拡張の一環として、村の古い家を入手し、それを修復し、ボランティア用住宅としたり、観光客に貸す計画を立てています。


修復過程では、大工仕事から建築デザイン、環境に優しい暖房、トイレ、風呂にいたるまでを配慮した種々の技術が適用されます。


保続可能な観光亊業

観光亊業は、祖谷のように不景気に悩む地方を活性化する最後の、そして唯一の希望です。残念ながら、日本の観光開発は往々にして自然や地方の伝統を破壊してきました。


篪庵トラストは、保続可能な観光亊業の「モデル・ケース」を創り、いつか他の町村がそのモデルから学び、自分たちの地域にも適用できるようなものにしたいと願っています。


祖谷の観光事業としては、祖谷に宿泊誘致するため地域の旅館やホテルと協力し、必要とあれば篪庵を目玉商品と使います。観光客は篪庵でお茶を飲み、家を見学したり、篪庵や近隣の家に宿泊したり、あるいは地域の旅館や温泉に宿泊していただく。私達の推進する観光事業には、村の美化、有機農業、村の伝統習慣の学習、その他多様な研修プログラムも含まれます。


村の生活体験

村を訪れたボランティアや観光客には村民と出会い、日常生活を体験する機会が多くあります。篪庵トラストの最も重要な仕事の一つは。多くの人々に、消滅しようとしている伝統を見てもらい、そして学ぶ機会を提供することです。



篪庵での宿泊

観光客は篪庵に宿泊することが出来ます。宿泊料金についてはスタッフにご相談下さい。




特別プログラム

祖谷は僻地であるため、グループで訪れ、企業研修や黙想などの特別プログラムを行う場所として最適です。


過去に行われたイベントは:—


— トヨタの教師研修(トヨタ・アメリカが50名のアメリカ人高校教師を日本に招待)


— シカゴ交響楽団賛助会員の日本ツアー


— SIBF(Society of Business Fellows) 日本ツアー


— 企業研修(オグルビー・アンド・メーザー日本)


以上に加えて、大学同期会、茶会、学生や青年のグループにも利用されてきました。


上記の各プログラムでは自然と文化を体験する手創りのコースが準備され、篪庵での夕食や昼食が特別に用意されました。篪庵でこのようなイベントを主催することに興味のある方は、ご連絡下さい。



会議とネットワーキング

エコ・ツーリズムや民家修復再生、森林保護などに関係するグループの多くが篪庵で会合を開催することに興味を示しています。このようなグループのために特別プログラムを行うときは、 村全体が関与出来るように、 近隣のリゾートや温泉と協力して実施します。


篪庵トラストと祖谷は、上記のような活動を通じて、日本全国の村落の活性化に積極的な役割を果たすことが出来ます。


施設

2007年現在、篪庵トラストは釣井山村の3箇所に施設を持っています。篪庵の家、現在ボランティアが住んでいる尾茂さんの隠居、そして尾茂さんが自ら建てたログ・キャビンです。ログ・キャビンは主として事務所として使われていますが、篪庵や隠居が混んでいる場合、ボランティアが宿泊できる部屋を備えています。