障子戸を開けると、そこには私達日本人が持つ「日本」のイメージを超えた、 300 余年の日本があります。祖谷に畳の文化がもたらされる以前。 素朴な板張りの床は、囲炉裏の煙や煤で燻され、そして日々の生活の中拭き続けられ、 深く黒光りをするようになりました。床も、柱も、桁梁も、屋根も、黒。 部屋の隅に置かれた行灯の光が、柔らかく床に反射します。
表座敷と、居間にはそれぞれ囲炉裏があります。 居間の隣には 3 畳ほどの寝間が 2 部屋あります。 布団は押入れに準備してあります。 300 余年前とほぼ変わらぬインテリアですが、見えない床の下には床暖房も備えています。 部屋の使い方に、決まりはありません。 座敷で広々とお休み頂くもよし、寝間でゆっくり休まれるもよし。 お客様の過ごし安い場所で、過ごしたい時間をお過ごしください。


「僕はいつも、小さい方の居間で友人達と囲炉裏を囲みます。 囲炉裏の熾火の音を聞きながらワインの注がれたそば猪口を傾け、ほのかに照らされた 表座敷の空間を眺める時間が楽しみです。」(Alex)























香川県宇多津町 / Utazu, Kagawa


東祖谷落合集落 / Higashi-Iya, Tokushima


福井県三国町 / Mikuni, Fukui